太田昭雄先生を偲ぶ

太田昭雄先生が逝かれてから1年が過ぎました。

3月27日には大勢の皆様がご参加になり先生を偲ぶ会が開かれました。また当日にはこひつじ幼稚園の豊田園長先生、浜松大学の田代先生が発起人で製作された太田昭雄先生を偲ぶ本も披露されました。先生と時間を共有されたそれぞれの皆さんとのエピソードが詰まったすばらしい本です。私も寄稿させていただきましたので、その一文を下記に投稿いたします。

「吉原君はいるかい?」東京都議会議員 吉原 修

「りんご食べろや」、「一杯どうだねぇ!」、「お茶のみに来た」「用事はないけど」等々・・・。いつも合言葉のように「吉原君はいるかい?」と言って、太田先生は私が事務所に居てもいなくても、時には汗をかきながら、時には帽子にコートを羽織り愛車の自転車にまたがってお立ち寄りをいただいました。

私のトレードマークは「ふくろう」ですが、いつものように自転車でお立ち寄りいただいたある日、開口一番「吉原君はふくろうになったかね?」。私は何の事かさっぱり解らずぽかんとしていると「都民の声をしっかり聞いているかね?」と太田先生。
2回目の改選時を迎えた私の事務所に飾りなさいと子供たちが描いてくれた「ふくろう」の絵をお貸し下さいました。殺風景なプレハブの事務所の外側を埋め尽くすように、実に沢山のふくろう。「頑張れよ!」と一言残し、いつものように自転車で太田先生はお帰りになりました。

何時も実の親父のように心にかけていただいた太田昭雄先生、決して忘れません。

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